白い薬と瓶

多くの性感染症が知られていますが、性器ヘルペスはたいへんポピュラーな性病のひとつです。ウイルスに感染すると、性器や周辺に痛みをともなう水ぶくれができます。ウイルスは性交渉やその他の経路によって人から人に伝染することが知られていて、潰瘍や水ぶくれに触れることで感染する場合があります。この感染症を予防するためには、病原体(ウイルス)の感染経路や、症状・治療方法についての正しい知識を身につけておくことが大切です。

性器ヘルペスはどんな症状が出る?

性器ヘルペスの症状を発症すると、性器の皮膚の表面に発症するという特徴があります。性器に水ぶくれや潰瘍ができて、患部には白い膿が溜まり、表面から膿が排出される場合があります。

性器や口唇ヘルペスの病原体は単純ヘルペスウイルスで、感染率が非常に高いウイルスのひとつです。単純ヘルペスウイルスには1型と2型の2種類があり、どちらか片方または両方のウイルスに感染すると発症する場合があります。発症するまでの期間は人によって違いがありますが、免疫力が弱いと発症しやすくなります。感染後に数日~1週間の潜伏期間を経てから発症することが多く、外陰部(性器)に水ぶくれや潰瘍性病変(しこり)などができます。病変は治療をせずに放置しても発症後1~4週間ほどで自然に消失して治癒しますが、再発する場合があります。

性器ヘルペスは、急性初発型・慢性再発型・誘発型・無症候型の4つに分けられます。感染した直後にできる水ぶくれや潰瘍は、急性初発型です。急性初発型で感染直後に発症するのは全体の2~3割程度で、ほとんどの人は発症しません。稀に感染直後に発熱・頭痛・倦怠感・リンパ節の腫れや口内炎などを発症する場合があります。全身症状が出た場合でも、適切な治療を受ければ1~2週間程度で治ります。

急性初発型を発症した人の中で、約3割が慢性再発型に移行することが知られています。慢性再発型では疲労や風邪をひいた際などに免疫力が低下し多彩に、神経内部に潜伏していたウイルスが再活発化して再発します。病原体が腰骨随神経節に潜伏すると、何らかの原因でウイルスが再活性化して性器や臀部・足の付け根部分などに発症する場合があります。慢性再発型は免疫力が弱くなると何度も再発を繰り返すため、再発を防止するための対策が必要になります。

全体の7~8割の人は、単純ヘルペスウイルスに感染してもすぐに症状が出ることがありません。ただし免疫力が低下したり性的な刺激を受けることで、病原体が再活性化して症状が出る場合があります。病気の治療で薬を服用していたり、HIVやその他の病気が原因で免疫力が低下している時に発症する場合も珍しくありません。この場合も患部に痛みをともなう水ぶくれや潰瘍ができて、治療をしなければ治るまでに1~3週間を要します。

誘発型とは、治癒した後に神経に潜んでいたウイルスが免疫力の低下や何らかの刺激を受けて再活発化して再発をするケースです。多くの場合、激しい疲労・ステロイド剤や抗癌剤の投与・糖尿病などで免疫力が低下した際に再発します。ほとんどの場合は放置しても自然に治癒しますが、免疫力が低下した状態が続くと治癒までに要する期間が長くなります。再発する頻度は人によって違いがあり、1月に数回から1年に1~2回などのような場合までさまざまです。

人によっては痛みなどの自覚症状が出ませんが、このような場合でも性器から病原体が排出される場合(無症候型)があります。病原体が排出されるタイミングは不定期で、知らない間に他の人にうつしてしまう恐れがあります。

性器ヘルペスを発症して治癒した後も、病原体は神経節に潜み続けます。このため、免疫力が弱くなると何度も再発を繰り返す場合があります。再発してもほとんどは自然に治癒しますが、痛みや痒みなどの不快な症状に悩まされることになります。何度も再発を繰り返す場合には、適切な予防対策を講じる必要があります。

性器ヘルペスの感染経路と予防方法

性器ヘルペスの感染経路のひとつは、性交渉です。単純ヘルペスウイルス(2型)感染して発症すると性器や足などに水ぶくれや潰瘍などの病変部ができて、膿などが出る場合があります。病変部から出る膿にはウイルスが大量に含まれているので、他の人が感染源に触れると伝染する恐れがあります。小さな傷口などからウイルスが体内に侵入し、伝染します。

2型の単純ヘルペスウイルスは下半身に発症する場合が多いので、感染経路のほとんどは性交渉です。これに対して1型のウイルスは口唇やその周辺に発症するケースが多く、感染経路のほとんどは口から口の接触です。このため、多くの人は子供の頃に1型のウイルスに感染しています。オーラルセックスなどで、口から性器に1型のウイルスが伝染するケースもあります。

性器ヘルペスを起こす病原体の多くは2型の単純ヘルペスウイルスなので、性交渉で感染するケースが多いと考えられています。病原体(ウイルス)は病変部から排出される膿のほかに、無症候型で性分泌液中にも含まれる場合があります。感染を予防するためには、ウイルスが含まれる膿や性分泌液などに接触を避けることが大切です。

ヘルペスの予防方法のひとつは、コンドームの着用です。男性がコンドームの着用をすることで、性交渉の際に患部に触れたりウイルスが含まれた性分泌液に接触をするのを防ぐことができるからです。ただし、コンドームを着用したとしても足の付け根部分に水ぶくれなどが発症している場合は感染を防ぐことができない場合があります。コンドームの着用は有効な予防方法のひとつですが、確実に感染を防ぐことができないので注意が必要です。

コンドームの着用以外にヘルペスウイルスの感染を防ぐための方法のひとつは、性病に感染している恐れがある人との性的接触を避けることです。複数のパートナーと性交渉をしている人や、過去に何度もパートナーを変えている人は感染者である可能性が高いといえます。性風俗店でサービスに従事する女性は一般の人と比べると高い確率で単純ヘルペスウイルスに感染しているので、サービスを利用した性的接触を避けることで感染を予防することができます。

ヘルペスに感染した場合は、体の中の病原体を完全に死滅させることができません。それでも、水ぶくれなどの症状を発症しないようにするために予防をすることができます。感染後に発症を防ぐためには、免疫力が低下しないように注意をすることです。疲労・ストレス・睡眠不足などで免疫力が低下する恐れがあるので、健康的な生活を心がけることが大切です。

なにか他の病気が原因で免疫力が低下することで、何度も性器ヘルペスの再発を繰り返す場合があります。再発を繰り返す場合には、免疫力が低下するような病気に罹っているかどうかを調べるようにしましょう。例えばHIVに感染していると、気づかない間に免疫力が低下してヘルペスなどを発症しやすくなる場合があります。

性器ヘルペスを予防するためには免疫力を低下させないことが大切ですが、治療薬を使用して発症を防ぐ方法もあります。単純ヘルペスウイルスの増殖を防ぐ抗ウイルス薬が開発されており、治療薬としてではなくて予防薬としても使用することができます。何度もヘルペスの再発に悩まされている方は、医療機関を受診して予防薬を処方してもらう方法があります。毎日薬を飲み続けることで、再発を防ぐことができます。

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